カテゴリー別アーカイブ: 洋画

不滅のリボルバー S&W M10

「永遠の名銃とは何か? 」

その問いに対して、こう答える方は多いのではないだろうか。

コルトM1911

コルト45オート。ガバメントなど、様々な通り名を受けるかの銃。しかも、いまなお進化を続けている。文字通りに1911年に世に出て今や一世紀になっても、絶賛を受けている。それは、天才銃器デザイナー、ジョン・ブローニングのコンセプトが偉大なのかもしれないい。あるいは、「人を殺す」ということは、そんな単純なものでもできる、いわば「人の命のあっけなさ」を物語っているのかもしれない。

しかし、それ以上に長寿を誇る銃。偉大さの陰に隠れているが、やはりこの銃を出さないわけにはいかない。

S&W M10。

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ベレッタM92Fを伝説にしたストーリー

「外見より中身」
「男」いや「女」ならハートで勝負!

よく聞かれる言葉だ。

しかし、スタイルがスペックを上回る。その実例がベレッタM92Fではないのだろうか。

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帰ってきた七人「マグニフィセント・セブン」- クロサワ映画と西部劇

世界中からリスペクトされている黒澤明監督。何せ、やっと北野武の40年前に、世界的監督のあかしである金獅子賞を取った。いわば、日本で初めて、世界に通用する英雄としてはばたいた。

その作品がワールドワイドなのは、例えば西部劇。世界的ヒットになった『荒野の用心棒』は、黒澤氏の『用心棒』が元ネタ。しかも、『荒野の用心棒』は、これで「マカロニウエスタン」という新ジャンルを切り開いた。

そして、今回紹介する『荒野の七人』も、彼の『七人の侍』を下敷きにしている。黒澤自身、この日本の大成功を見て、「世界でもイケるんじゃね?」と海外進出を本格的に考え始めた、エポックメイキングな作品でもある。

なぜ、今『荒野の七人』なのか?それは、来る2017年1月、リメイクされて戻ってくるからだ。しかも、原題はそのままの『The Magnificent Seven』、邦題も『マグニフィセント・セブン』となるようだ。
監督は、『トレーニングデイ』『イコライザー』を製作したアントワーン・フークワ監督。そして、その豪華キャスト。
本家『荒野の七人』も、ユル・ブリンナーを始め、スティーブ・マックイーン、チャールズ・ブロンソン、ジェームズ・コバーンと豪華キャストだった。
そして、リメイク版でも、デンゼル・ワシントン。クリス・プラッドと負けてはいられない豪華キャスト。トレーラーを見てみると、スタイリッシュなカット割りから、見せ方。そして派手な爆発と銃撃戦。と、なかなか期待をそそる。

これは是非、映画館で会うしかないだろう。

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ポスト『カウボーイビバップ』か!?バンド・デシネ作品『ブラック・サッド』

1950年代に、映画界に颯爽と現れた新しい波「ヌーベルバーグ」。ジャン・リュック・ゴダール監督を代表とするそのうねり。今までとは一味も二味も違う映画を生み出してやろう、という若い監督たちの熱気は、「ヌーベルバーグ」=「新しい波」として、一大センセーションを巻き起こした。

そして、ひそかに漫画界でも「新しい波」が生まれようとしている。それが「バンド・デシネ」だ。

「バンド・デシネ」とは、おフランス、そしてベルギーなどを中心とした舶来もののマンガ。その緻密かつ、からっとした作風は、日本産ではとてもまねできない新鮮な感覚に満ち溢れている。
特に、バンド・デシネの大家、メビウスの作品群は、日本アニメの革命児、宮崎駿、大友克洋を始め、世界中のアーティストに影響を与えている。
また、児童文学で言えば『ドリトル先生』シリーズなみの児童マンガの定番。『タンタンの冒険』は、世界中で愛されている。

そして、2011年には、「世界のスピルバーク」によって映画化。日本人でも、『タンタンの冒険』は耳にしたことがあるのではないか?

というわけで、ここではまとめきれないくらい、漫画界に影響を与えているバンド・デシネ。
しかし、なにせ洋モノ。比較的わかりにくい作品も頻発する「バンド・デシネ」。その入門となるべく作品をご紹介。その名は『ブラック・サッド』。まさに大人のためのファンタジー。童話だ。

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「寡黙なガンマン」と饒舌なモーゼル。『殺しが静かにやってくる』

幻のカルト映画、『殺しが静かにやってくる』がついに登場!

君は見たか!『マカロニ・ウエスタン傑作映画DVDコレクション』朝日新聞出版から、好評発売中!

マカロニ・ウエスタン傑作映画DVDコレクション

その中の一つとして、『殺しが静かにやってくる』がある。マニア垂涎、いや、ウエスタンの枠を超えてマニアの間で伝説化されている映画だ。

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これが最新英国スパイ!『キングスマン』

007シリーズ最新作『スペクター』。往年の名作スパイドラマ『UNCLE』の映画化。と、スパイムービーの復権か!?けれんみたっぷりと書いて「誇大妄想」と呼ばせる悪党、そして、敵味方入り混じるガジェット。オッサン世代にうれしい映画続出だ。

しかし、あなたの心の映画館に、これも加えてほしい。

『キングスマン』

2015年9月に劇場公開され、12月にDVDがリリースされた作品だ。

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スパイガンは永遠に。ワルサーPPKをめぐるあれこれ

スパイ映画復権か!?

かつての名作スパイTVシリーズ『ナポレオン・ソロ』のリメイク『コードネーム U.N.C.L.E.』。

そして真打登場。007最新作『スペクター』だ!

「ボンドが金髪!?」など、歴代ジェームズ・ボンドのイメージを打ち破るダニエル・グレイグの起用。そして、いざ、ふたを開けてみると、かなりのハードボイルド風味。悪い言葉で言えば、今までの「ちゃらけたプレイボーイ」感が吹き飛んだ。

タフで寡黙なボンドは、歴代ボンドのようなスーパーマンっぷりが薄れ、その代わり等身大のヒーローが全身全霊をかけて戦う。いわゆる「金髪のボンド」となってから、『007』シリーズも変わったのではないだろうか?彼が演じるボンドは、とてもスーパーマンじゃない。
例えば、前作『スカイフォール』では、テストの結果「任務には不適切」と断言される。

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コードネーム U.N.C.L.E. と元ネタ、0011ナポレオン・ソロ

2015年に公開された『コードネーム・U・N・C・L・E』。米タイム誌ではその年の映画トップ10にも選ばれた。007シリーズをしのぐ面白さ、との噂もあったが皆さんはどうご覧になっただろうか。

アメリカNo1のスパイと、ロシアNo1のスパイが手を組み、世界崩壊の危機を食い止める!
こう書くと、古参のスパイ活劇大好き人間にとって、わくわくしてこないだろうか?

冷戦の緊張が高まっていた時代、東西大国の対立は好んでスパイ映画の題材になっていた。そして、たいていが「悪いのは東!」のように描かれていた。今回も、ずばり敵国同士のスパイが手を組んで、核テロリズムと戦うのだが、その悪戦苦闘ぶりは如何?

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『マッドマックス』的、世紀末な銃 – ソウドオフ、M29、脇役のモーゼルミリタリー

2015年に公開された『マッドマックス 怒りのデスロード』。30年ぶりの新作だったがいざ公開されてみると、期待を裏切らないマッドなバイオレンスさ炸裂な傑作に仕上がっているということで、評判も上々。映画館、そしてTV洋画劇場、と、子どものころこの洗礼を受けた方には、懐かしく、そして新しいサプライズだった。

今回は、暴力のアイコン。「マッドマックス」に出てきた銃器について語ろうと思う。

マッドマックスの世界では、銃よりもボウガンなイメージがある。なにせ、文明衰退後のお話。文明の機器である銃や弾丸。作るのは難しい。という裏設定なのだろうか。しかし、それでも銃器の需要はなくならない。

マッドマックスの銃といえば、ズバリそのまま『MAD MAX』というものがある。そう、映画の宣伝ポスター。DVDジャケット。はては、今回の映画『怒りのデス・ロード』の宣伝ポスターでも、誇らしげに構えられる、ソウドオフのショットガンだ。

用語を説明しておこう。「ソウドオフ」とは、ショットガンのストック、そして銃身を極端に切り詰めたもの。映画『ターミーネーター』で、おなじみだろう。未来から来た主人公が、コートの下に隠し持てるように、ストックとバレルを切り詰めていた。ああいう感じのショットガンを、ソウドオフという。

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He’s backな今こそターミネーター第1作。そしてその脇役 AMTハードボーラー

ついに奴が帰ってきた!その名は「ターミネーター」

そう、80年代に、俺達の心を恐怖のズンドコに叩き込んだ、映画『ターミネーター』。赤く光る目。ヘビィメタルの骨格。「ヒト」から余計なものを取っ払ったスケルトン。それは恐怖の対象でありながら、余計なものをすべて取り払った、原始的な神々しさを放っていた。

そして、殺人マシンが今度はヒーローとして現れた。それが『ターミネーター2』カイルとサラ・コナーを絶望に追い込んだ殺戮マシンは、さらなる強敵、T-1000の脅威から二人を守るために、完全と立ち向かった。

この二作で、不動の『SF映画の金字塔』を打ち立てた『ターミネーター』シリーズ。

その影響がどれくらいスゴイか。例えば当時の『ウッチャンナンチャンのやるならやらねば』OPで、この流体金属化するパロディを懐かしく思い出す方もおられるかもしれない。

それが、再び動き出す。

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