カテゴリー別アーカイブ: 洋画

愛しの刑事銃、M59とM645。オールドスタイルS&Wオート。

これぞコップ・ガン!というと何を思い浮かべるだろうか?
ベレッタM92F?グロックシリーズ?

双方とも、主役格の刑事の手にしかと握られているのは確かだ。
特に、M92Fシリーズは、映画『ダイ・ハード』『リーサルウェポン』各シリーズを皮切りに、刑事のデフォルトとして、銀幕での活躍が華々しい。

しかし、かつてベレッタに匹敵するように、コップ・ガンとして、破竹の勢いで多くのハートをわしづかみにした銃がある。
S&W M59、そしてM645を代表するS&Wのオートたちだ。

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西部の香りが漂うショットガン、ウィンチェスターM1887

男ならだれでもあこがれるショットガン。近距離防御不可な最強イメージは、まさに「力」の象徴。

今でこそ、レミントンM870に代表される「撃鉄が中に内蔵され、銃身下のポンプを引いて装填する」形が一般的だが、黎明期はそうではなかった。

様々な試行錯誤が見られる初期のショットガン。今回は特に、その基礎を作ったウィンチェスターM1887について取り上げよう。

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不滅のリボルバー S&W M10

「永遠の名銃とは何か? 」

その問いに対して、こう答える方は多いのではないだろうか。

コルトM1911

コルト45オート。ガバメントなど、様々な通り名を受けるかの銃。しかも、いまなお進化を続けている。文字通りに1911年に世に出て今や一世紀になっても、絶賛を受けている。それは、天才銃器デザイナー、ジョン・ブローニングのコンセプトが偉大なのかもしれないい。あるいは、「人を殺す」ということは、そんな単純なものでもできる、いわば「人の命のあっけなさ」を物語っているのかもしれない。

しかし、それ以上に長寿を誇る銃。偉大さの陰に隠れているが、やはりこの銃を出さないわけにはいかない。

S&W M10。

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ベレッタM92Fを伝説にしたストーリー

外見より中身、
男、いや、女ならハートで勝負!

時々耳にする言葉た。しかし、スタイルがスペックを上回るといったこともままある。その良い例がベレッタM92Fではないのだろうか。

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帰ってきた七人「マグニフィセント・セブン」- クロサワ映画と西部劇

世界中からリスペクトされている黒澤明監督。何せ、やっと北野武の40年前に、世界的監督のあかしである金獅子賞を取った。いわば、日本で初めて、世界に通用する英雄としてはばたいた。

その作品がワールドワイドなのは、例えば西部劇。世界的ヒットになった『荒野の用心棒』は、黒澤氏の『用心棒』が元ネタ。しかも、『荒野の用心棒』は、これで「マカロニウエスタン」という新ジャンルを切り開いた。

そして、今回紹介する『荒野の七人』も、彼の『七人の侍』を下敷きにしている。黒澤自身、この日本の大成功を見て、「世界でもイケるんじゃね?」と海外進出を本格的に考え始めた、エポックメイキングな作品でもある。

なぜ、今『荒野の七人』なのか?それは、来る2017年1月、リメイクされて戻ってくるからだ。しかも、原題はそのままの『The Magnificent Seven』、邦題も『マグニフィセント・セブン』となるようだ。
監督は、『トレーニングデイ』『イコライザー』を製作したアントワーン・フークワ監督。そして、その豪華キャスト。
本家『荒野の七人』も、ユル・ブリンナーを始め、スティーブ・マックイーン、チャールズ・ブロンソン、ジェームズ・コバーンと豪華キャストだった。
そして、リメイク版でも、デンゼル・ワシントン。クリス・プラッドと負けてはいられない豪華キャスト。トレーラーを見てみると、スタイリッシュなカット割りから、見せ方。そして派手な爆発と銃撃戦。と、なかなか期待をそそる。

これは是非、映画館で会うしかないだろう。

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ポスト『カウボーイビバップ』か!?バンド・デシネ作品『ブラック・サッド』

1950年代に、映画界に颯爽と現れた新しい波「ヌーベルバーグ」。ジャン・リュック・ゴダール監督を代表とするそのうねり。今までとは一味も二味も違う映画を生み出してやろう、という若い監督たちの熱気は、「ヌーベルバーグ」=「新しい波」として、一大センセーションを巻き起こした。

そして、ひそかに漫画界でも「新しい波」が生まれようとしている。それが「バンド・デシネ」だ。

「バンド・デシネ」とは、おフランス、そしてベルギーなどを中心とした舶来もののマンガ。その緻密かつ、からっとした作風は、日本産ではとてもまねできない新鮮な感覚に満ち溢れている。
特に、バンド・デシネの大家、メビウスの作品群は、日本アニメの革命児、宮崎駿、大友克洋を始め、世界中のアーティストに影響を与えている。
また、児童文学で言えば『ドリトル先生』シリーズなみの児童マンガの定番。『タンタンの冒険』は、世界中で愛されている。

そして、2011年には、「世界のスピルバーク」によって映画化。日本人でも、『タンタンの冒険』は耳にしたことがあるのではないか?

というわけで、ここではまとめきれないくらい、漫画界に影響を与えているバンド・デシネ。
しかし、なにせ洋モノ。比較的わかりにくい作品も頻発する「バンド・デシネ」。その入門となるべく作品をご紹介。その名は『ブラック・サッド』。まさに大人のためのファンタジー。童話だ。

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「寡黙なガンマン」と饒舌なモーゼル。『殺しが静かにやってくる』

幻のカルト映画、『殺しが静かにやってくる』がついに登場!

君は見たか!『マカロニ・ウエスタン傑作映画DVDコレクション』朝日新聞出版から、好評発売中!

マカロニ・ウエスタン傑作映画DVDコレクション

その中の一つとして、『殺しが静かにやってくる』がある。マニア垂涎、いや、ウエスタンの枠を超えてマニアの間で伝説化されている映画だ。

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これが最新英国スパイ!『キングスマン』

007シリーズ最新作『スペクター』。往年の名作スパイドラマ『UNCLE』の映画化。と、スパイムービーの復権か!?けれんみたっぷりと書いて「誇大妄想」と呼ばせる悪党、そして、敵味方入り混じるガジェット。オッサン世代にうれしい映画続出だ。

しかし、あなたの心の映画館に、これも加えてほしい。

『キングスマン』

2015年9月に劇場公開され、12月にDVDがリリースされた作品だ。

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スパイガンは永遠に。ワルサーPPKをめぐるあれこれ

2015年はスパイ映画の当たり年だった。

かつての名作スパイTVシリーズ『ナポレオン・ソロ』のリメイク『コードネーム U.N.C.L.E.』。

そして、007『スペクター』。

「ボンドが金髪!?」など、歴代ジェームズ・ボンドのイメージを打ち破るダニエル・グレイグの起用。そして、いざ、ふたを開けてみると、かなりのハードボイルド風味。悪い言葉で言えば、今までの「ちゃらけたプレイボーイ」感が吹き飛んだ。

タフで寡黙なボンドは、歴代ボンドのようなスーパーマンっぷりが薄れ、その代わり等身大のヒーローが全身全霊をかけて戦う。いわゆる「金髪のボンド」となってから、『007』シリーズも変わったのではないだろうか?彼が演じるボンドは、とてもスーパーマンじゃない。

例えば、前作『スカイフォール』では、テストの結果「任務には不適切」と断言される。

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コードネーム U.N.C.L.E. と元ネタ、0011ナポレオン・ソロ

2015年に公開された『コードネーム・U・N・C・L・E』。米タイム誌ではその年の映画トップ10にも選ばれた。007シリーズをしのぐ面白さ、との噂もあったが皆さんはどうご覧になっただろうか。

アメリカNo1のスパイと、ロシアNo1のスパイが手を組み、世界崩壊の危機を食い止める!
こう書くと、古参のスパイ活劇大好き人間にとって、わくわくしてこないだろうか?

冷戦の緊張が高まっていた時代、東西大国の対立は好んでスパイ映画の題材になっていた。そして、たいていが「悪いのは東!」のように描かれていた。今回も、ずばり敵国同士のスパイが手を組んで、核テロリズムと戦うのだが、その悪戦苦闘ぶりは如何?

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