リボルバーファン必携、ペガサスシステムのタナカワークス

世の中オートマテックがメインである。トイガン界も、実銃の世界も同様。しかし、少ない装弾数だからこそ、魂をかけられるリボルバーは不滅。

今回紹介するタナカは、そんな「リボルバー党」の大きな味方だ。

リボルバーをメインに作っているメーカーは少ない。

当然、コクサイの名を挙げる方もおられるだろうが、残年ながら2018年に業務を停止している(さらばコクサイ。次元の愛銃よ永遠に)。

他に上がってくるのはしいて言えば「マルシン」ぐらいだった。

そんな中で、「ペガサスシステム」を引っ提げて登場したタナカは、文字通り革命だった。

「リボルバー」だったら「カート式」の常識を覆す、「ケースレス」としてリボルバーを再検討。シリンダーにガスとBB弾を込めるという設計は、これまでにまったく見たものがないものだった。

考えてみれば、シリンダーはもろに容積を食う「ガスタンク」の配置にぴったり。これまでのリボルバーのように、グリップなどと言う細いところに無理に収めることはない。おかげで、フレームに入るメカニズムは、実銃のメカニズムを比較的忠実にコピーができ、加えて、実銃のグリップさえ搭載可能。

この辺、同じく「メカニズムの再現」にこだわり、「リボルバーの革命」とうたわれた、今はもう無き伝説のメーカー「コクサイ」を彷彿させる。また、同じ部分に弾を仕込んでいるんだから、余計なガスルートをたどらずに、ガスはダイレクトにBB弾にそのエネルギーを伝える。十分なパワーの恩恵を受けたBB弾のパワー。これってスライド固定式ガスガンと同じではないだろうか!?

リアルな構造なフレーム内メカニズム。そして、明らかにこれまでのカート式リボルバーとのパワーの違い。ヒット商品となるのは、目に見えて明らかだった。

多彩なペガサスシステムのリボルバーラインナップ

このヒットを受けて、次々と多彩なラインナップを発表してくれたのも嬉しい。

例えば「S&W M40 センチニアル」

かつてモデルガン時代、MGCがリリースした名銃。ハンマーレスかつ、グリップセフティという独特なスタイル。

いかにも「携帯用リボルバー」の薫り高いデザインが人気を呼び、長年再びリリースを切望されていたこの銃。何せ、カスタムでハンドメイドな一品さえ作り出した猛者もいるほど、人気が高い。

同じく、タナカのハンマーシュラウド付きチーフスペシャルカスタム「ボディガード」と並び、チーフスペシャルのカスタムバリエーションはフルハウスになった。

この快挙に感涙にむせんだ方も多いと思う。

そして、基本の「ピースメーカー」から、「M29」まで、きっちりと押さえているのは当然。

その上、マニアックなリボルバーまでリリースしている。例えば、スターム・ルガー社の「何発撃っても壊れない」ルガー・レッドホーク。しかも、44マグナム弾をしのぐ威力、「世界最強」のアモの一つ、「454カスール」バージョンまで展開。

また、最近のS&Wの流行、「八連発の357マグナム」S&W M327PCなんかもある。

M327PC、各種アクセサリーを搭載できる、銃身下にさえ供えられたレイルが、いかにも新時代タクティカルリボルバーにふさわしい。

S&W系は、ちゃんとカスタムモデルさえそろえているのが、かゆいところに手が届く、と言うのを地でいっており、カスタム派も満足。もちろん、「世界最強」のS&W・M500もちゃんとおさえている。「なんに使うの?」的、「ハンド」ガンというよりかは、「ハンディキャノン」の迫力を十分に味わってほしい。

コルト・リボルバーも、定番のパイソンはもちろん、レトロファンには懐かしい「ディテクティブ」まで取り揃えているのが心強い。

と言うわけで、「コクサイの再来」となりつつあるタナカのリボルバー群。質のいいニューモデルを、次々とリリースしていく様は「リボルバー界の東京マルイ」と言ってもいいかもしれない。

「シリンダーからカートが出せないモデルなんて、クリープを入れないコーヒーみたいだ。」と食わず嫌いの方も、ぜひ手に取ってほしい。

リボルバーらしい「引き金を引いたら弾が出る」安心感。そしてそのパワフルな作動に、きっと満足する。それに、カートの出し入れがちゃんとできる「モデルガン」もリリースしているところが、嬉しい。こだわりの方は、ガスガン・モデルガン双方手に入れてほしい。

タナカしかリリースしてないモデルもあるので、リボルバーファンには今後も目が離せないメーカーだ。


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