物語、語る銃。YURI CUSTOM WORKS

小道具は、世界観どころか、その使い手の性格まで物語る。特に、「自分の命をかける武器」なら。

例えば、永遠の名作冒険小説、『深夜プラスワン』

アル中のガンマン、ハーヴェイの愛銃は、M36チーフスペシャル。相方のルイスは「五発しか入っていないようだが?なんでオートマチックを使わないのか?」

この問いに、明確にハーヴェイは明確に答える。
「相手に確実なダメージを与えるのには38口径以上。38口径のオートは、ずっと大きいし、停弾することもある。」

返す刀で、ハーヴェイはルイスに聞く。
そして、ルイスが「1932年型のモーゼル」と答えると、ハーヴェイは聞く。
「トレイラーにのせて引っ張っていくのかい?それとも、貨物列車で先に送っておくのか?」

アル中になってさえ、必要最低限のモノしか積まない銃で勝負するハーヴェイの「ガンマン」としての生きざまと、「人をいかに効率よく倒せるか?」のツールとして、多弾数でフルオートが効き、命中精度も高い銃を信じるルイス。

他にも、次元大介のM19。ルパン三世のワルサーP38。当サイト『ストーリーズガジェット』で語りたいことは、まさにそれだ。

そして、「物語る銃」を実際に実現し続けるカスタムショップもある。

YURI CUSTOM WORKS』だ。

他のいかにも「トイガンを売ってますよ。」みたいなページとは違う。SFガンアクションムービーをウリにしているようなシンプルだけどスタイリッシュなホームページからして、気合が違う。
ここは、お客様からのオーダーを受けて、お客様の思い描く、つまり「世界で一つだけの銃」を作り上げる外装カスタム専門のショップだが、まずはストーリーありき。

例えば「孤高のバンパイアハンターの愛銃」、「対テロ用に強化された兵士の愛銃。」「対妖魔用にネオナチがひそかに作り上げた銃」などなど。

それを使う、アナタだけの、いや、アナタ自身と言い換えてもいい、「主人公」の存在があって初めて、このカスタムも始まる。
そのキャラクター設定も、世界観もかなり煮詰められている。
それが、ガンアクション風のショートストーリーとともに紹介される。

つまり「銃」が「物語を語る」のだ。

手掛けた銃も、斬新な驚きで満ちている。
例えば、リボルバーランチャーを「タクティカルリボルバー」風にアレンジするものもあれば、日本刀と甲冑をイメージした「和拵え」。対妖魔銃のシリーズ、なんてのもある。
それら、「現実にありえない」ものが、非常に高いレベルでまとまっている。

例えば、対妖魔シリーズであったら、各部に盛り込まれた十字架モチーフとか、各部に彫り込まれたいかにもオカルトな刻印。


そして、「火の聖霊で動く」のなら、きちんとカラーリング、いやそのスタイルさえも燃えるようなオレンジで新たにデザインを描き起こす。

はたまた和拵え。
きちんとグリップ部分には組みひもが巻かれ、まさしく日本刀の柄。
また、銃自体にも「プロテクター」をしているものがあるんだけど、これが、まさに、日本の鎧。

細部にわたる彫り込み文様も、ちゃんと「和風」。サイト・グリップにまで手抜き無しに彫り込まれている。
この方は、銃器だけではなく、日本武具も好きなんだな、と感動すら覚える。
「早撃ち」を「居合抜き」に見立てたスナブノーズ・リボルバーカスタムもあるのがツボ。
この、「細部まで詰められたディティール」というのが、一つ一つのカスタムガンにつけられた設定に見事にマッチしている。
裏を返せば「ストーリーに関係ない無駄な装飾は一切ない。」まるで推理小説のような合理性だ。

日本では、一部例外を除いて、実銃はご法度。ならば、トイガンは何のためにあるのか?

「サバイバルゲーム」のため、と限定するのは、少々つまらない。
それならば、BB弾が出る「パイプとマガジン」みたいなもので十分イケる。

そもそも、何のため「リアルなトイガン」があるのか。
それは、持ち手の想像力を刺激するためではないのだろうか。

初めて、一丁トイガンを持った日のことを思い出して欲しい。
アナタは、それに刺激されて、「自分は凄腕のエージェント」「世界を股にかける大泥棒」「夕日を進む孤独のガンマン」
その姿を、自分に重ねなかったものはいないだろう。

そして、その妄想は、やがて一つの人格を作り上げ、世界観を作り上げ、おぼろげながら、アナタだけの「ガンアクション」を作り上げなかっただろうか?

「弾が出ない」モデルガンがここまで根強く生き残っている理由もわかる。
トイガンはただのおもちゃではなく、あなたの想像力、アナタだけのストーリーを作ってくれる開拓者なのだ。

昨今は「サバイバルゲーム専用」の性能アップなカスタムがウリな店が並んでいる。
しかし、その中で、芸術品ともいえる外装にこたわったYURI CUSTOM WORKSのカスタムガン。
もう一度「物語を語る」世界であなただけの愛銃を手に入れてみてはいかがだろうか。

各カスタムガンの画像は、YURI CUSTOM WORKSさまより許可を得て掲載しております。弊サイトからの転載はおやめください。