タナカ+『シティハンター』夢のコラボ! パイソン冴羽獠モデル
『シティハンター』と言えば、コルトパイソン。
オープニングで、これが火を噴き、ヘリが毎回撃墜されるのを見て「パイソン」って、冴羽獠が持つと、対戦車ライフル並みの威力を発揮するんだー」とドリーミィな妄想に浸っていた人もいるだろう。
実はかくいう私もそう。しかも、今もその夢から抜け出せないという。
そして、このたび、タナカから、「シティハンター」決定モデルが発売された。
その名も『冴羽獠モデル』だ!
装弾数12発。タンクにガスタンクを設ける設計なので、ブローバックに余分なパワーを回さずに済む、固定式スライドガスガンのような強力なペガサスシステム。
リボルバー型エアソフトガンの革命を生み出したタナカ。
それもそのはず。SAAに次ぐペガサスシステムを積んだガスリボルバーとして、「ダブルアクションリボルバー」の頂点を目指さんばかりに開発されたパイソン。
20年経た今でも、内部機構を改良したRモデルとなって、いまだにドル箱な人気商品。
今回は、『シティハンター』とコラボモデルと言うことで、当然最新鋭のRモデル。しかも、ちゃんと4インチだ。
では、ノーマルのモデルとどこが違うのか? と言われると、やっぱり専用の「サイレンサー」が着脱できるということ。
実際、サイレンサーを使って、ゴム製の銃弾で野球のボールを超能力まがいに動かしたり、あるいは、殺し屋銀狐との対決。香を守るために、ちゃんと「隠密活動」を前提としたサイレンサーを突けていたり、劇中でのサイレンサーの活躍は多い。
ただ、リアルな目で見ると、リボルバーにサイレンサーの効果は薄い。
サイレンサーがなぜ「音を小さくできるのか?」
バイクの消音器などを考えていただくと分かりやすい。なぜ「爆音」がするのか?
それは、高圧なガスが、一気に空気中に拡散するから、その衝撃で大きな音がする。
サイレンサーは、そうではなく、放出されたガスを一時的にため、ゆっくりと排出する。
これは、薬室と銃身で、ガスルートがある程度密閉されている銃なら有効だが、シリンダーとバレルの付け根から、大量にガスが漏れてしまうリボルバーでは、効果が薄いとされている。
しかし、だから何だ?
そんなこざかしい理屈が吹き飛ぶほど、本モデルのサイレンサーは迫力がある。
何せ、タナカが特別に新開発した「バッフルタイプサイレンサー」
ガスの放出量が少ないエアソフトガンとの相性はばっちりで、高い消音性能を有するそうだ。
加えて、80年代の銀幕では、まだまだ「サイレンサー付きリボルバー」は多かった。
それに、銀玉鉄砲でも、やはり着脱ができる、サイレンサーがついている方がうれしいではないか!?
というわけで、もともとの性能も「リボルバーならタナカ」の名に恥じないものになっているし、高い消音能力は、ゲームでもアドバンテージになると思う。
本物のパイソンも、2020年に復活した。このシンクロニシティ!
『シティハンター』のパイソン決定版にふさわしい一丁!
『シティハンター』ファン以外にも、パイソンファン、リボルバーファン、皆にお勧めできる一丁だ。
これを片手に、「ワンホールショット当たり前」「拳銃でヘリを打ち落とす」ロマンに浸るのだ。
こういう銃は発売後すぐにプレミア価格になりがちだ。しかし幸いなことに、2021年以降の第2次ロットも予定されているそうだ。もし定価で(税抜 ¥35,800)の販売を見かけたらすぐの購入をお勧めしたい。