He’s backな今こそターミネーター第1作。そしてその脇役 AMTハードボーラー

ついに奴が帰ってきた!その名は「ターミネーター」

そう、80年代に、俺達の心を恐怖のズンドコに叩き込んだ、映画『ターミネーター』。赤く光る目。ヘビィメタルの骨格。「ヒト」から余計なものを取っ払ったスケルトン。それは恐怖の対象でありながら、余計なものをすべて取り払った、原始的な神々しさを放っていた。

そして、殺人マシンが今度はヒーローとして現れた。それが『ターミネーター2』カイルとサラ・コナーを絶望に追い込んだ殺戮マシンは、さらなる強敵、T-1000の脅威から二人を守るために、完全と立ち向かった。

この二作で、不動の『SF映画の金字塔』を打ち立てた『ターミネーター』シリーズ。

その影響がどれくらいスゴイか。例えば当時の『ウッチャンナンチャンのやるならやらねば』OPで、この流体金属化するパロディを懐かしく思い出す方もおられるかもしれない。

それが、再び動き出す。

その名も『ターミネーター:新起動/ジェニシス』だ。

アーノルド・シュワルツェネッガーが12年ぶりにターミネーター、T-800役に復帰。
その際に、「素晴らしいストーリーを」と、『ターミネーター』シリーズを監督してきたキャメロンへの協力を強く推し、キャメロンも見返りなしでそれに答えた。という熱い友情、熱意に支えられた本作。

中身も、1と2のいいとこ取りをして、さらなる進化を遂げた新たなストーリー。今年の7月10日には、日本でもリリースされた。もう劇場へ行かれた方もいるだろうか?まだ未見の方、そして、もう見られて感動した方。微妙な感想を持った方。あえて原点復帰で、一番初め。全てはここから始まった。『ターミネーター』を再視聴と洒落込むのはいかがだろうか。

おすすめするのは、吹替の帝王。早くもこの6月、その第六段として、『ターミネーター』が出現。しかも、第一作をチョイスしたのがしぶい。スタントは生身。

CG合成って何の話?ターミネーターは実物大模型。しかも、コマ落としアニメという、手間のかかる方法で動かす。というか、今でこそシュワちゃん演じる「ターミネーター」=「正義の味方」という図式が成り立っている。

しかし、本来は「未来から来た完殺マシン」だというのは、ヤング世代には通用しないのではないか?もちろん「完殺マシン」と書いて「ターミネーター」と呼ぶ!

念のため一番最初の『ターミネーター』ざっとあらすじを示すと、次の通り。

時はまさに世紀末な2029年。

機械文明の果てに、人類はついに、人類を導く救世主となる人工知能「スカイネット」を生み出した。しかし、それは人類に反旗を翻す。そして、人類と機械軍による、飽くなき闘争が開始された。

苦戦していた人類を反撃させたのが、人類軍のリーダー「ジョン・コナー」快く思わないスカイネットは、過去である1984年に、タイムマシンを使って、殺人アンドロイド「ターミネーター」を送り込む。ジョン・コナーの母親、「サラ・コナー」を抹殺し、タイムパラドックスで、ジョン・コナーの存在を完全に消してしまうために。

そうはさせじと、人類側のレジスタンスも、戦士「カイル・リース」を送り込んだ。

果たして、二人の運命は?

『エイリアン』『マッドマックス』、その他80年代SF映画の金字塔とも言える本作。90年代には、金土日の洋画劇場で必ずと言っていいほど再放送の定番と化していた。本編で暗闇に光る赤い目、そして、メタリックな骸骨の荘厳さが焼き付いているという方も多いだろう。

本作は『殺人魚フライング・キラー』でコケたキャメロン監督を一躍時の人にした。

今現在「あのキャメロン監督が!」と感嘆する際に、「あの」に入るのは『エイリアン2』に並んで『ターミネーターシリーズ』が並ぶ。そして、もうターミネーターといえば、この方が代名詞だ!

「アーノルド・シュワルツェネッガー」

ターミネーター1、2の全盛期時代、金無垢のタキシードに身を包んだシュワちゃん。絢爛豪華に札束が舞う中、豪快に笑い飛ばすCMが脳裏に焼き付いているが、みなさんはいかがだろうか?アーノルド・シュワルツェネッガーほど、『ターミネーター』以前・以後、とはっきり分けられるスターは居ないだろう。

「以前」の代表作は、『コナン・ザ・グレート』という代表作があった。

しかし、剣と魔法物で、シュワルツェネッガーは主人公のマッチョな剣士役、などということを知っている方が、どれほどいただろうか。そして、現在でも、どれほどいるだろうか。

撃たれようが、ダイナマイトで吹き飛ばされようが、燃やされて骨になって立ち上がってくる、タフな殺人機械「T-800」全身これ筋肉。硬質な鎧のようなシュワちゃんは、実にハマった。なにせ、「シュワルツェネッガー」だ。スペルだけだったら、「これどう読むの?」な人名が、この映画を堺に「知らないものはいない」常識レベルにまで認知された。

そして、特にTV洋画劇場で「シュワルツェネッガー」=「玄田哲章」のイメージが固まった方もおられるだろう。もちろん、ここで紹介している「吹替の帝王」『ターミネーター』は、「テレビ朝日」版、「テレビ東京」版。二大洋画劇場バージョンをバッチリ収録。

ターミネーター役として、玄田哲章氏の声だけでなく、もう一人の名優。大友龍三郎氏の声も楽しめる。また、1と2を通し、ヒロイン役になったサラ・コナーには、戸田恵子、高島雅羅、佐々木優子、松本梨香、と、大物俳優がズラリ。

個人的には、少しばかり画像が荒く、カメラワークも洗練されてない。しかし、この「ナマの映画感覚」こそホンモノ!手垢のついた、タイム・パラドックスをモチーフにしているからこそ、そして、予算も技術も限られている中、アイディアのエキスをギュギュっと詰め込んで、観客を魅了する。

『ターミネーター 新起動/ジェネシス』公開だから、今こそ「原点」に立ち戻るべきではないだろうか。

そして、第一作で、どうしても外せない拳銃。それが『ハードボーラー』だ。

映画のポスターで、ターミネーターがウージーマシンガンとともに構えていたのがこれだった。ガバメントのコピー系列に入る中で、初めてステンレスを使ったモデル。カスタム化された照準器、グリップセフティなど、クローンガバメントのカスタム先駆け、な銃。

しかし、そんな野暮なウンチクを語らなくても「ターミネーターが第一作で撃ちまくっていた拳銃」といえば、一発だろう。

まず、はじめに襲撃した銃砲店。レーザーサイト付きのこれを店主に向けるターミネーターに、店主が「脅かさないでくださいよ。」と苦笑いするシーン。

そう、ハードボーラーという銃は、デカイ。いや、普通のサイズのハードボーラーもあるが、使われたのは長銃身マグナムを彷彿させる七インチモデル。更に、これの上部にレーザーサイトをつけている。スコープのようなそれは、迫力あるがガタイに、さらなる迫力を与えている。

ディスコにてこの銃でコナーが襲われるのだが、ゆっくりじわじわと頭の頂点に、レーザーでポイントされた点が移動するが、この緊張感、そして、レーザーポインターというSF的なガジェットが演出する「もう逃げられない」感がものすごく新鮮に感じた。

以来、他の映画でも漫画でも、どこからかわからないスナイパーのレーザーサイト。

照準の光点が毒虫のように主人公の頭、あるいは心臓にピタリと止まり、絶体絶命!な危機は、しょっちゅう見られるようになった。で、無差別に「サラ・コナー」という名前の人を電話帳で調べて、という何かショッカーめいた作戦で、かたっぱしから殺していく。

無抵抗な中年女性が、マグナムのような銃声とともに、六発撃ち込まれて絶命する。そのときの、無表情に淡々と殺人をこなすターミネーターに、文字通り「殺人機械」のイメージを強く持った方もおられるのでは?

なにせ、名前からして「ハードボーラー」である。フルメタル・ジャケット以外の軟弱な弾を嫌うことから付けられた名前だ。そして、これ以上「ハードボイルド」「ハードコア」な名前があるだろうか?
というわけで、トイガンのハードボーラーなら、ズバリ、ウエスタンアームズから発売されている。

なにせ「T1」が華々しく商品タイトルを飾っている。実物プロップを参考にした再現度。ワイドスパーハンマ、ロングスライドストップとともに、劇中に近いイメージのグリップをつけているのがにくい。ウエスタンアームズの十八番「マグナブローバック」で、快調でタフな作動も保証!

ターミネーターファンだけではなく、ビックガン愛好家。そして、45オートコレクターなら、ぜひとも抑えていて欲しい逸品。まさに、究極の「ハードボーラー」だ。

だけど、ウエスタンアームズの本製品の欠点は「なんといっても高い」こと。もし、お手軽な値段で味わいたいというのなら、東京マルイのハードボーラーはいかがだろうか?

4000円を切る実売価格というのは、捨てがたい。ただし、固定スライドガスガンなのでブローバックはしない。その分、安定した作動、パワーが見込める。外見のディティールは、少し甘いけど、そう不自然ではない。マガジンは、棒状のいわゆる「割り箸マガジン」

とにかく、試しに、ハードボーラーという銃がどういうものか知りたい、って方にはおすすめだ。そして、ターミネーターといえば、やっぱりショットガン。。。はまた次回の記事とさせていただこう。

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