サイコガン、そしてパイソン77マグナム – 左腕に銃を持つ男、コブラ

さて、左腕に銃を持つ男。コブラと言えば、語りたいことはいろいろあるけど、今回はこれについて語ろう。これ一丁であなたも「コブラ」

そう、究極のなり切りグッズ。サイコガンだ。

鋼鉄の筋肉をそのまま具現化したようなデザイン。一種の金属生物のような印象。そう、大蛇のごとき美しさとワイルドさを兼ね備えたデザイン。これぞサイコガン!コブラさえ時として名刺代わりに使う。

「宇宙広しといえども、そんなものつけているのは、あなたぐらいですものね。」

これがあれば、まぎれもなく奴さ!という、コブラのトレードマークのサイコガンだが、意外と作られていない。いや、サイコガンのミニレプリカ。キーホルダーや携帯ライト、はてはドライバーまであるのに、1/1スケールものは、意外と作られていない。

うん、なんとなく理由はわかる。だって、サイコガンはでかい!指先からひじの近くまである、極端に言えば、ただの筒なのだ。手軽に片手に持って、などということはできない。何せ左手が完全にふさがる。収納場所にも困る。収納スペースに困る現代人にとって、いらないものの特徴をフルコンプしている。

しかし、その試練を乗り越えても欲しいのがサイコガン!究極の一品がこれ。『コブラ』原作者のホームページ

buichi.com

そこにあるあるネットショップBUICHI@SHOPで買えるサイコガン。

サイコガン 【1/1リアルスケール】

これが最高だろう。通常のフィギュアと同じく、原型師まで採用して、丁寧な過程を経て作られたこれ。ガンブルーを再現した蒼く光るボディ、銀色の輝きを持つ銃口。どれをとっても、これ以上のクオリティのものは、ちょっと見当たらない。

もちろん人気商品らしく、アマゾン・ヤフオクでもちょくちょく見かける。BUICTI@SHOPでもたびたび再販がかかる。ただ、難点は少々高いことか。定価で大体一万円。しかし、ほかのところではプレミアがついて、目が飛び出るほど高くなっている場合もある。

UFOキャッチャーなどのプライズ品を塗装する、という手もあるが、これもたいがい高い。だから、今現在は「目に見える分しか在庫がない」ゆえに「見かけたら機を逃さず一気買い。」だ。これに大枚をはたけるかどうか。サイコガンは心で撃つんだっ! あなたがサイコガンのトリガーを引くにふさわしい人物か、ということを試すアイテムだ。

そして、もう一つ隠れた逸品!弾が出るサイコガン!?

実は古いアニメーション『スペースコブラ』が放送されていた時期、1982年に「弾が出るサイコガン」は販売されていた。ポピー製この一品は、腕に装着できるだけでなく、おもちゃの弾を撃ちだすこともできる優れものだったが、今では見かけるのさえレアだ。そして、そのうっぷんを晴らすかの如く、現在になってこんなものが出ている。

その名も「サイコガン クラッカー」

そう、パーティ中に、ふと取り出される秘密兵器。あなたの左腕を完全に覆うそれに、周りの目が釘付けになっている中、悠然とそれを構え、そして撃つ!飛び出すものは大音響と、そして金銀のキラキラテープのシャワー。つまり完全にクラッカー。しかし、実際に撃てるサイコガンはこれだけなのだ。

アニメーション1STシリーズのオープニング。盛大に火を吐くサイコガンがあなたの手に。いかにもペーパークラフト感丸出しな紙製品なのが少々ざんねんだが。きちんとしたディテールのサイコガンにクラッカー機能を持たせて欲しかった。

しかし、このサイコガンクラッカー。予備のリフィルを使えば、繰り返し使うことも可能だし、何より、低価格なのがうれしい。
コブラファンならぜひ、持っていても損はない。そして、また、サイコガンを取り上げるなら、やはりこの銃に触れておかざるを得ないだろう。パイソン77マグナムだ。
まるでルパン三世の次元大介なみに、地味だがコブラがサイコガンの次に愛用し、そして、数々のコブラの危機を救ってきた名銃がこれ。

外見はコルト・パイソンを大型化させたような、ダブルアクションリボルバー。しかし、威力は段違い!500メートルからでも、厚さ1メートルの特殊合金さえぶち抜くわ、かすっただけでも、衝撃派だけで周りのものを粉砕するわ、大変な弾なのである。その割に、宇宙船内で平気でぶっ放す。(壁に穴が開いたらどうするんだ!?)頭に当たっても額に穴が開くぐらいで済む。などという不思議な銃。

まぁ、稀代のガンマンでもあるコブラなんだから、用途別に、火薬を減らした弾も常時装備しているに違いない。それに、やはり、パイソンの活躍。これを見ると、そんな疑問は「さすがコブラさん!」という畏敬の念に変わるに違いない。

宿敵、クリスタルボーイにサイコガンが効かない!追い詰められるコブラだったが、「しかし、こいつならどうかな?」ブーツの裾から出てきたものは、スナブノーズのバカでかいリボルバーだった。

「まさか、そんな博物館行きのシロモノを持っていようとはな・・・。」

しかし、コブラはこれでクリスタルボーイに着実にダメージを与え、とどめの一撃へつなぐ重要な足掛かりとなった。そして、『神の瞳』編。サイコガンを失ったコブラは、それでも、臆することもなく、これ一丁で巨大な敵に立ち向かっていく。

また、近作『マジック・ドール』でも、義手が生命化してしまい、本物の左手になる。サイコガンが使えなくなった彼を救ったのも、これだった。銃声が一発しか聞こえないのに「違うぜ、六発全部撃ったんだぜ。」と余裕で微笑むコブラ。ズボンにわざわざ裾を作って、そこからスナブノーズの銃を抜く。などの真似は、きっと読者貴兄も真似されているのでは?いや、私だけかもしれないか。

ということで、サイコガン並にコブラのトレードマークになっているパイソン77マグナム。ルパンのワルサーP38が、たびたび「そんな古い銃、いまどきあなたしか使ってないから。」と揶揄されるのと同じ。作者、寺沢氏の言葉通り、古き良き時代のアウトローを表すアイコンとして、優雅で力強いパイソンは西部劇へのオマージュだ。

だだ、残念なことにパイソン77マグナムは、どこのメーカーもモデルアップしてない。やはり存在が地味だし、パイソン「357」のモデルガンで我慢しておけ、といわんばかりに、パイソン357マグナムのトイガンならたくさんある。

トイガンで文句なしにおすすめできるのは、信頼性なら東京マルイ。外見ならタナカのガスリボルバー。だけど、やはり357マグナムだから、中型サイズ。コブラのパイソンへのラブコール。「バケモノじみた大きさと、ズシリとした重さが、オレの命を守ってくれる保証なんだよ!」とは言いがたいサイズだ。

そこで、マルシンのコルト・アナコンダ44マグナムはどうだろう。

実銃は1990年にリリース。コルト初の44マグナムリボルバーとして話題になった。マルシンもまた、独自の巨大BB弾「8mmBB弾」を使うブランド第一弾として、これをモデルアップ。6mmとは明らかに違う重い発射音。ターゲットに巨大な穴が開くインパクトが、何よりも「マグナム」を彷彿させて、一躍8mmBB弾は脚光を浴びた。

この記事でこれをおすすめするのは、アナコンダがパイソンに激似だから。特に、特徴的なベンチレーテッドリブ。そしてアンダーラグ付のパイソンのトレードマークはそのまま、それを一回り図太くしたデザイン。普通サイズの成人男子なら、手に余るでかさ。これぞパイソン77マグナムと言いたくなるほど、イメージがぴったりだ。

しかも、『コブラ』漫画原作では、4インチ、6インチ、2.5インチとバリエーションに富んだパイソンが登場したが、マルシンも4インチ、6インチと取り揃えている。

まさに、巨砲というのがふさわしいアナコンダ。パイソン77マグナム代わりに手元に置いておくのも、悪くない。というわけで、駆け足でコブラの愛用銃を見てみたが、いかがだっただろうか?

ここまで来ると、実際にBB弾などが出るサイコガンも希望したい。というか、コブラのガンシューティング『コブラ ザ アーケード』で、光線銃としての夢はかなったのだから、次はぜひBB弾か発火仕様のモデルガンで!

いやそれよりなによりも、実写映画の完成が一刻も早くなるのを心から祈りたい。