次元の新しい相棒にはこれがイチオシ!? M19 パフォーマンスセンター K-comp
TVシリーズ『ルパン三世・プリズン・オブ・パスト』。
そして、ルパン史上発の劇場3DGCアニメ『ルパン三世・ザ・ファースト』と、今も勢いの続くルパン三世シリーズ。
そして、次元と言えば、いつもながらの伝統、すっぴんのM19を腰にぶら下げている、というのが定番。しかし、次元の銃が、少しだけリニューアルされる気配があった、というのはご存知だろうか?
というのが、『ルパン三世 PART5』では、その手にS&W M627が握られていたからだ。
M627というのは、S&Wのファクトリーカスタム部門が手がけた「パフォーマンス・センター」と呼ばれるカスタム。
44マグナム御用達の巨大なNフレームに、8連発。おまけに特別なブルバレルやらカスタムグリップ、新型のサムピースに、カスタムグリップという至れり尽せりなカスタムガンだが、残念ながら、番組宣伝のポスターにしか使われていない。
本編ではやっぱりノーマルのM19を使用していた。
しかし、S&Wリボルバーというのは、このようにカスタムされ、手を変え品を変え、進化し続けている。
この辺、ルパンの愛銃が完成されたデザインを持ち続けているので、カスタムモデルが作りにくい。故にずっと同銃を愛用しているのとは大きく違う。
次元が今時のM19を使う!?ノーマルのM19というのも、ポリシーという名のロマンがある。
しかし、時代にあわせて「今時のコンバットマグナム」を使うというのも、ロマンが溢れていていいではないか。
そして、そんな時代に合わせた「コンバットマグナム」が、これまた今が旬のリボルバーメーカー、タナカからリリースされた。
M19・PC・K-COMPがそうだ。
もちろん、公式でも次元がそんなカスタムガンを採用した、ということはアナウンスされてない。
しかし、2019年にもなった、「現在」。妄想だけど、「時代にあわせた銃」を使う、というのも、ロマンではないか。
というわけで、早速K-COMPを紹介しよう。
K-COMPというのは、S&Wのファクトリーカスタム部門が手がけたM19。
まずバレルの長さの選択から渋い。4インチよりも携帯に有利。なおかつ2.5インチよりも命中精度がよく、ノーマルサイズの排莢棹で、確実な排莢が約束された3インチを採用。
これは、FBIでも採用されたM13三インチバレル。通称「FBIスペシャル」をバージョンアップさせるコンセプトではないか!?
実際、ノーマルより明らかに太い、357マグナムリボルバーの最終形態、M586を彷彿させるブルバレル先端には、発射時のガスを上方に逃がす穴が空いていて、反動を抑えてくれる。
サムピースも、スピードローダーを使いやすいようにと、干渉する下側部分が削り取られ、トリガーの裏側にも、引き過ぎを防ぐストッパーが付いている。
もちろん、カスタムグリップも装備。持ち歩くためのリボルバーとしての、一つの完成系を見た本銃を、タナカがモデルアップ。
ペガサスシステムで、オートに負けない13発のキャパシティとパワー。しかも、内部メカニズムは、今までのペガサスシステムの弱点を克服したバージョン3。
「カスタムリボルバー」とはこういう事だ!と言わんばかりの本銃の魅力を完全再現。カートが抜けないのが至極残念だが、ここまで「本物の魅力」を細部まで再現したそのスタイルの前では、「アバタもえくぼ」という感じで、納得。
また、実銃のグリップが使えるので、自分好みのグリップがつけられるのも魅力!何より4インチ取り回しがいいし、スタイリッシュの塊であるM19K-COMP。
あくまで妄想だが、また新シリーズが作られるなら、次元の腰に鎮座していて欲しい銃だ。
実際、実は次元は、2.5インチを使っていたこともある。『ルパン三世Y』シリーズでは、ルパンの銃も思い切って最新のワルサーP99に変更。
それに合わせて?次元もカスタムグリップ付きのM19スナブノーズを使っている。
となると、思わず期待、夢想してしまうではないか。
本来、ベーシックであるM19カスタム。
実銃の世界では、本作のモデルとなったカスタムのように、当たり前のように結構作られているのに、トイガン界ではほとんど皆無。
しかも、特注ものなので、目玉の飛び出すような値段になっている。
それが、今回「量産品」だから、比較的リーズナブルな値段で手に入る。今までリリースされていなかったのが不思議だ。
加えて、『まだまだあぶない刑事』で、主人公ユージが使っていたM586パワーポートカスタムにも酷似している。
違いは一回りでかいだけで、「携帯に特化したカスタムリボルバー」というコンセプトは脈々と本銃でも受け継がれている。
だから、『あぶない刑事』気分にも浸れる、お得な銃だ。
今までありそうで無かったM19のカスタム。これは貴重だ!
スナブノーズの魅力をギュッと凝縮したような本銃。全てのM19ファン。いやリボルバーファンに、胸を張っておすすめできる名銃だ。
加えて、実はタナカのリボルバー自体、実射性能に拍車がかかった内部メカVer3にバージョンアップされて発売されている。
もちろん、次元大介仕様の4インチもちゃんとリニューアル。
新しくなったM19の実力。それはあなたの手で確かめてほしい。