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世界最高のNo.2、次元大介という男『 次元大介の墓標』

次元大介。

言わずと知れた、ルパンファミリーのNo2。そして、世界最高のNo2。と言うか、「俺の嫁」ならぬ「相棒にたい」度はぶっちぎりでトップなのではないだろうか?
破天荒なルパンを、あきれ顔を見せながらも完全サポート。何せ世界中が敵に回っても、「まったくおめぇって奴は。」ってな一言で地獄のそこまで世話を焼く。その完璧なお母さんっぷりは、『コブラ』のレディ。バカボンのママと匹敵する具合の包容力!

しかし、次元大介という男。語るのは難しい。よく考えてみてほしい。彼から銃とルパン三世を取ったら、何が残るだろう?ただのおっさんではないか!
宮崎駿自身「次元はルパンとつるんでないとぱっとしない男」と述べている。『ゴルゴ13の倒し方』という本では、「ルパン三世の倒し方」の章で「銃しか能がない男」とばっさり切られている。

もちろん、普通のおっさんが悪いというわけではない。フィリップ・マーローから、『カウボーイ・ビバップ』まで、主人公はそんなにど派手ではない「普通系」の人々だ。
というより「ハードボイルド」とは、普通な日常を丁寧で繊細に描くことにより、スタイリッシュさがポリッシュされるのではないか?

2012年、『峰不二子という女』というシリーズが放送された。しかし『次元大介という男』というものはなかった。が、2014年、ついにそれにあたるものが現れた。

それが『次元大介の墓標』

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斜陽のコルト社とS&W社のM1911「SW1911」

世界一有名な自動拳銃。キングオブ自動拳銃と言えばなんだろうか。多くの方が想像するとおりコルト社のM1911。45オートだろう。日本ではガバメントという通名で有名だ。

なにせ、登場時の1911年から1985年まで、一世紀近くもアメリカ軍の正式自動拳銃としての地位を守っていた。そして、未だに人々に愛される。どんぐりのような45ACPは、眺めているだけで強大なストッピング・パワーを秘めていることを伝えてくる。

頼もしいの一言。なにせ、アメリカで一番売れている銃だ。なんでも「グリップの角度、レイアウト」が、M1911ライクなら売れる」という神話が、ガンメーカーにあるようだ。

デトニクスに、ハードボーラー。前々からガバメントコピーはあったが、しかし、この銃のインパクトにはかなわないかもしれない。

SW 1911だ。

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コルトを卒業したユージ?リボルバーを卒業したタカ? – 『あぶない刑事』最近の銃トレンド

今回は、ユージの最新銃トレンドから入る。というのは、最新作、劇場版第六作『まだまだあぶない刑事』で、ユージの銃が大幅に変わった。

というのはローマンにパイソン、そしてキングコブラと、コルトのリボルバーを愛用していたユージが、なんとS&Wに移行した。しかも、M586だ。M586というと、かつてタカが愛用していたS&W社最高の357マグナムリボルバーじゃないか!?さらに、これは携帯用コンバットガン「キャリーコンプ」風。カスタムされまくっている。すっぴんのM586とは別物のイメージすら漂う。

ベースガンは、MGCのM586。しかも、かのFBIもお墨付きをした銃身長、3インチモデルだ。さらにフロントサイト形状も、大型化されており、シリンダーを出す時に押すサムピースも、小型で使いやすい形状に変えてある。一番目立つのは、銃口先端に溝のようにうがたれている穴。これは、マグナポートと呼ばれる。発射時に出すガスを、銃身上に放出。反動を抑えようとする仕様で、カスタムガンではよく見られる。

しかも、グリップは、ホーグ社風のラバーグリップを装備。つまり、反動を吸収しやすいということだ。ただでさえ反動が強い357マグナム、しかも、軽くて反動がもろにくるスナッブノーズの手綱をさばきやすくするための工夫が、ぎゅっと詰まっている。
S&W社が直接カスタムを手がけた「パフォーマンス・センター」の「パワーポートカスタム」の再現なのだが、「いまどき」のリボルバーカスタムのスタイルとなっている。

あぶ刑事ファンでも、いや、リボルバーファンなら垂涎のカスタム。しかし、トイガンとしてはリリースされていない。かつてMGCから「キャリーコンプカスタム」として、限定品で出ていた。

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手の中でよみがえる記憶。あぶない刑事、鷹山の銃 – S&W M586

始まりは1986年のTVドラマ『あぶない刑事』。そして1988年の『もっとあぶない刑事』。その後次々新作が作られ、劇場版は2005年の『まだまだあぶない刑事』で6作。

そして、2016年の映画で『さらば、あぶない刑事』で7作。1980年代後半にノベライズ版を回し読み、図書館のぼろぼろになった『あぶない刑事』のムックを読み、そして「タカ!タカ!ウェイクアップ!」と物まねをしたりした、あの物語がついに最終回に。

名残は惜しいが、その勢いを、今回はぶつけてみる。

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進撃を続ける小さな巨人 S&W チーフスペシャルとその周辺

今回はスナブノーズ・リボルバーの代名詞ともなったチーフスペシャルの話をしたい。

誰の心にも「聖域」と言うものがある。そして、ガンマニアなら、「聖銃」という領域のものがある。私の場合、スナブノーズ・リボルバーも、その一つに含まれる。スナブノーズ・リボルバー、つまり、「獅子っ鼻のリボルバー」とは、文字通り銃身2インチぐらいの、極端に銃身が短いリボルバーのこと。

きわめて携帯・隠匿性が高いこの銃。刑事・スパイ、そして、宇宙海賊まで、スーツ、足首、袖の下など、「何ぞごとあったら」すっ、とその牙をむいて敢然と敵に立ち向かう。特に刑事もの。「日常性」の暗喩である、ノーマルのスーツから、すっと出てくる「非日常」に対処するために出てくる小さな巨人。

このアンバランスさが心地よかった。加えて、携帯電話を見ればわかるが、やはり持ち歩くのならより小型・軽量なものがいい。ましてや、銃なんて、当時は鉄の塊なのだ。腕の太さほどもある、巨大なリボルバーを振り回す名物刑事もいいが、このような「日常生活」のリアリティを感じさせるスナブノーズ・リボルバー。若い頃模型店でで手にした、S&W チーフスペシャルのステンレス版、M60。同系でブラックスチールモデルのM36があったが、M60の、小さく光る白銀は、まるでマグナムのように頼もしかった。実銃も、メンテナンスなしで撃ったとしてもへたれない。そんな噂も頼もしい。それがすべての始まりだった。

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次元大介の愛銃S&W M19 – 実用一点張りの格好良さ

2015年はルパン三世の当たり年いってもよいだろう。実写版ルパン三世、そしてTVシリーズ化。その間に宝塚でも舞台化なんて話もあった。

多くは語らないけど、最近はアニメ・ゲーム・はてはパチスロまで活躍の場を広げているルパン三世。たしかに、活躍の場が増えて、新しいルパン像が見られるのは嬉しいことだ。しかし、数が多く量産されると、「粗製乱造」につながりかねない。

もちろん、ルパン三世にも『ワルサーP38』『ルパン三世vs名探偵コナン』など、面白いも作品も多い。しかし・・・。「奴は大切なものを盗んでいきました・・・。あなたの二時間です!」みたいな作品に出合う機会も多くつくられる、と言うことだ。

願わくば、今後の作品が「奴は、あなたの大切なものを(略)」にならないことを切に願う。ルパンは永遠の名作なのだから。

そして、永遠の名作は、ルパン一味の使っている銃にもある。
準主役、「世界最高のナンバー2」次元大介が使っているS&W M19も、その一つだ。

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