タグ別アーカイブ: ルパン三世

子どものためのアダルト本!?双葉社ジュニア文庫『ルパン三世』

あなたは『ルパン三世』をご存知だろうか?

もちろん、こんな記事を読んでいる時点で、ルパン三世を知らない、とは予想しがたい。
が、もしあなたがルパン初心者なら、福音となる一本が出た。

ルパン三世 五右ェ門登場編双葉社ジュニア文庫刊。そう、れっきとした児童書だ。

そもそも、出会った時から異色だった。でかい目でアニメ塗りな萌え萌え主人公。書店の児童書の棚が、彼、彼女たちであふれかえる中、原作者モンキーパンチの原画そのままの、クラシカルな劇画絵。このバタ臭い絵にひかれて購入するどころか、そっぽを向かれるマイナス要因となりかねないセンスに魅かれる。

一読してみてうならされる。

「こいつら、本気で勝負しているな。」

続きを読む 子どものためのアダルト本!?双葉社ジュニア文庫『ルパン三世』

世界最高のNo.2、次元大介という男『 次元大介の墓標』

次元大介。

言わずと知れた、ルパンファミリーのNo2。そして、世界最高のNo2。と言うか、「俺の嫁」ならぬ「相棒にたい」度はぶっちぎりでトップなのではないだろうか?
破天荒なルパンを、あきれ顔を見せながらも完全サポート。何せ世界中が敵に回っても、「まったくおめぇって奴は。」ってな一言で地獄のそこまで世話を焼く。その完璧なお母さんっぷりは、『コブラ』のレディ。バカボンのママと匹敵する具合の包容力!

しかし、次元大介という男。語るのは難しい。よく考えてみてほしい。彼から銃とルパン三世を取ったら、何が残るだろう?ただのおっさんではないか!
宮崎駿自身「次元はルパンとつるんでないとぱっとしない男」と述べている。『ゴルゴ13の倒し方』という本では、「ルパン三世の倒し方」の章で「銃しか能がない男」とばっさり切られている。

もちろん、普通のおっさんが悪いというわけではない。フィリップ・マーローから、『カウボーイ・ビバップ』まで、主人公はそんなにど派手ではない「普通系」の人々だ。
というより「ハードボイルド」とは、普通な日常を丁寧で繊細に描くことにより、スタイリッシュさがポリッシュされるのではないか?

2012年、『峰不二子という女』というシリーズが放送された。しかし『次元大介という男』というものはなかった。が、2014年、ついにそれにあたるものが現れた。

それが『次元大介の墓標』

続きを読む 世界最高のNo.2、次元大介という男『 次元大介の墓標』

ポスト『カウボーイビバップ』か!?バンド・デシネ作品『ブラック・サッド』

1950年代に、映画界に颯爽と現れた新しい波「ヌーベルバーグ」。ジャン・リュック・ゴダール監督を代表とするそのうねり。今までとは一味も二味も違う映画を生み出してやろう、という若い監督たちの熱気は、「ヌーベルバーグ」=「新しい波」として、一大センセーションを巻き起こした。

そして、ひそかに漫画界でも「新しい波」が生まれようとしている。それが「バンド・デシネ」だ。

「バンド・デシネ」とは、おフランス、そしてベルギーなどを中心とした舶来もののマンガ。その緻密かつ、からっとした作風は、日本産ではとてもまねできない新鮮な感覚に満ち溢れている。
特に、バンド・デシネの大家、メビウスの作品群は、日本アニメの革命児、宮崎駿、大友克洋を始め、世界中のアーティストに影響を与えている。
また、児童文学で言えば『ドリトル先生』シリーズなみの児童マンガの定番。『タンタンの冒険』は、世界中で愛されている。

そして、2011年には、「世界のスピルバーク」によって映画化。日本人でも、『タンタンの冒険』は耳にしたことがあるのではないか?

というわけで、ここではまとめきれないくらい、漫画界に影響を与えているバンド・デシネ。
しかし、なにせ洋モノ。比較的わかりにくい作品も頻発する「バンド・デシネ」。その入門となるべく作品をご紹介。その名は『ブラック・サッド』。まさに大人のためのファンタジー。童話だ。

続きを読む ポスト『カウボーイビバップ』か!?バンド・デシネ作品『ブラック・サッド』

ジャケットの色は変われども、変わらぬ相棒ワルサーP38

ルパン三世がTVシリーズで復活したのは記憶に新しいだろう。イタリアで先行放映し、その後の日本へ上陸。イタリアの風を受けたルパンをもなさんはどう評価されただろか。

このシリーズ通しての、新レギュラーとなったキャラもいる。その名は「レベッカ・ロッセリーニ」もちろん女性だ。これは、結構驚くべきことではないのだろうか。特にTVスペシャルなどでは、一回限りのヒロイン登場はルパン三世の恒例行事。
しかし、TV「シリーズ」なのだ。ルパンといえば、峰不二子。シリーズ登場時から、恋人とも、いつ裏切るかわからないスリリングなライバルともつかない性格。自由奔放な「女だったら一度はあこがれる」、しなやかで強い女性像を作り上げた峰不二子。そんな強烈な魅力を振りまく峰不二子と双璧をなすヒロインとは?

こんな意外なところからのアプローチでも、スタッフの気合の入りようはわかるはず。

ジャケットの色が一新されたが、その手にあるのはやっぱり永遠の相棒、ワルサーP38だ。今回は、このエピソードを見れば、もっとルパンが好きになる。P38が好きになる。ワルサーが印象的な使われ方をしたエピソードをご紹介しよう。

近年の記憶では、そのままズバリ、その名を関したTVスペシャル、『ワルサーP38』だろう。

続きを読む ジャケットの色は変われども、変わらぬ相棒ワルサーP38

心のルパンストーリーに、もう1ページ – ルパン三世ゲームブック

去る2015年1月1日から、宝塚版ルパン三世がが上演されていたそうだ。

『ルパン三世 ―王妃の首飾りを追え!―』『ファンシー・ガイ!』

また同じ2015年1月には「金曜ロードSHOW!ルパン祭り」、と年始からルパン三世で賑わった年だったようだ・・・が、ルパンって「少女漫画」のキャラでしたったけ?

まぁ、『ルパン三世VS名探偵コナン』も、発表前はあれだけ「ダメじゃないん?」という評判があったにも関わらず、鮮やかにルパンの「頭脳プレイ」に的を絞った内容で、ふたを開けてみたら大絶賛ということもある。それに、ルパンの新作が出されるってことは、何よりもファンとしてうれしい。

今となっては、すっかり姿を見かけないが、それでも、80年代をガキ世代で送ったやつにとって、忘れられない古代遺産。それが、『ゲームブック』だ。

続きを読む 心のルパンストーリーに、もう1ページ – ルパン三世ゲームブック

ルパン三世の車についてのアレコレ。新・旧フィアット500

2014年に公開された、実写版映画『ルパン三世』。評価は様々だったが、娯楽映画としては楽しめたと思っている。

内容はさておき、『映画泥棒』とタイアップしたり、宣伝、アトラクションは多彩だった。特に、ルパンの愛車、旧フィアット500を作っている自動車メーカー、フィアット社直々に、ルパンとコラボCMもしていた。


続きを読む ルパン三世の車についてのアレコレ。新・旧フィアット500

銭形警部の愛銃コルトM1911、100年生き抜く名銃の魅力

ルパン三世を語る際、次元、五ェ門、不二子のルパンファミリーに加え、忘れてはならない宿命のライバルがいる。銭形警部だ。

ルパンのいるところ、必ず銭形あり。
ファーストシリーズでは、ルパンを死刑台に送ることが夢なのに、実際に捕まえると
「まるで、警部は、ルパンに脱獄してもらいたいみたいですな。」
と看守に言われるほどの動揺を見せたりする。

というか、今やすっかりルパンファミリーの一員としての待遇に甘んじているような銭形警部だが、原作の・・・そして劇場版ルパン三世『DEAD OR ARIVE』のハードボイルドな銭形警部もいい。

しかし、アニメ版のドジな銭形にも、原作版の渋い銭形警部にも、腰にぶら下がっていてもらいたいものがある。それはやはり、コルトM1911。通称ガバメントモデルだ。

続きを読む 銭形警部の愛銃コルトM1911、100年生き抜く名銃の魅力

次元大介の愛銃S&W M19 – 実用一点張りの格好良さ

2015年はルパン三世の当たり年いってもよいだろう。実写版ルパン三世、そしてTVシリーズ化。その間に宝塚でも舞台化なんて話もあった。

多くは語らないけど、最近はアニメ・ゲーム・はてはパチスロまで活躍の場を広げているルパン三世。たしかに、活躍の場が増えて、新しいルパン像が見られるのは嬉しいことだ。しかし、数が多く量産されると、「粗製乱造」につながりかねない。

もちろん、ルパン三世にも『ワルサーP38』『ルパン三世vs名探偵コナン』など、面白いも作品も多い。しかし・・・。「奴は大切なものを盗んでいきました・・・。あなたの二時間です!」みたいな作品に出合う機会も多くつくられる、と言うことだ。

願わくば、今後の作品が「奴は、あなたの大切なものを(略)」にならないことを切に願う。ルパンは永遠の名作なのだから。

そして、永遠の名作は、ルパン一味の使っている銃にもある。
準主役、「世界最高のナンバー2」次元大介が使っているS&W M19も、その一つだ。

続きを読む 次元大介の愛銃S&W M19 – 実用一点張りの格好良さ