カテゴリー別アーカイブ: アニメ

甦るノワール「91Days」- ハードボイルド、そしてトンプソンとM1911

「ハードボイルド」は、「男のハーレクイン・ロマンス」

誰がか評したこの言葉。実際、日本を代表するハードボイルド作家も、ハードボイルドの代名詞である、探偵、フィリップ・マーロウをこう述べ切った。

「女々しい男」

非情な世界のわりに、「義理」「人情」そして「男たちの友情」が重きに描かれるハードボイルドというジャンル。いや、かえってそのコントラストを浮かび上がらせるために、「非情な世界」が用意されたのではないのだろうか。
「ハードな言葉の裏に流れる」女々しさ。それは、「ワイズラック」。「男の美学」。
ヘミングウェイに始まり、チャンドラーが完成させた「ハードボイルド」的リリシズム。
それは、今もみなを「ハードボイルド」というジャンルにくぎ付けにさせる原動力ではないか?
そして、ハードボイルドの歴史に、また一本の新たなる作品が。
その名は『91Days』

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なぜゴルゴはかの銃を選んだか?AKシリーズ vs M16シリーズ

小銃。アサルトライフルといえば、真っ先に思いつくのはなんだろう?
ここでガーランドとかシュマイザーとーか挙げる方は、まずおるまい。やはり、M16とAK-47・カラシニコフだろう。

アサルトライフルのアイコンとも呼べるこの二丁。くしくも、「アメリカ」と「ソ連」。冷戦でにらみ合っていた巨大二頭を代表する銃だ。
となると、こういう疑問が頭をもたげる。

「果たして、強いのはどっち?」

子どものころから、離れない。常に「最強は誰だ?」と考えてしまう。それは男のサガ。
とは言え、この二丁の優劣は、ガンマニアから傭兵まで、永遠の課題ではないか。というわけで、少しその二丁について、まとめてみたい。

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ベレッタM92Fを伝説にしたストーリー

「外見より中身」
「男」いや「女」ならハートで勝負!

よく聞かれる言葉だ。

しかし、スタイルがスペックを上回る。その実例がベレッタM92Fではないのだろうか。

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子どものためのアダルト本!?双葉社ジュニア文庫『ルパン三世』

あなたは『ルパン三世』をご存知だろうか?

もちろん、こんな記事を読んでいる時点で、ルパン三世を知らない、とは予想しがたい。
が、もしあなたがルパン初心者なら、福音となる一本が出た。

ルパン三世 五右ェ門登場編双葉社ジュニア文庫刊。そう、れっきとした児童書だ。

そもそも、出会った時から異色だった。でかい目でアニメ塗りな萌え萌え主人公。書店の児童書の棚が、彼、彼女たちであふれかえる中、原作者モンキーパンチの原画そのままの、クラシカルな劇画絵。このバタ臭い絵にひかれて購入するどころか、そっぽを向かれるマイナス要因となりかねないセンスに魅かれる。

一読してみてうならされる。

「こいつら、本気で勝負しているな。」

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Cz75とガスガン、そしてCz75にまつわる中二病

君の青春にCz75はあったか!?

日本を代表するガン(銃)の第一人者、イチロー・ナガタ。そして、45オートの神様、ジェフ・クーパーでさえ、「最高のコンバットオート」として賞賛を惜しまなかったかの銃。
実際にジェリコ941。そして、ジェフ・クーパーの肝いりで作られたジェフ・クーパーのための理想のモデル、ブレンテン、と数々のクローンも作られているのが、原作の優秀さの証。
中でも『ブレンテン』は、スマッシュヒット刑事ドラマ『マイアミ・バイス』、主人公の、ソニーの手に握られるブレンテンにあこがれた方もおられるだろう。

それはさておき、CZのファーストモデルは、東側の共産主義が功を奏し、コスト度外視な上質な鉄が使われているらしい。なんせスライドを打ち合わせてみると、澄んだ音さえ響くそうな。特別に手をかけて作られたファーストモデル。今でもコレクターの間ではよだれものらしい。

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猫が演じるハードボイルド『ルドルフとイッパイアッテナ』

かの、モハメド・アリは言った。

「友情なんか学校で教えてくれるもんじゃない。だけど、それを知らなければ、何一つ学ばなかったのと同じだ。」

私も声を大にして言いたい。

「座右の本は、だけも教えてくれない。だけど、それを知らなければ、人生を知らないのと同じだ。」

例えば『ルドルフとイッパイアッテナ』(斉藤洋・講談社)

もしかすると、小学校の感想文の課題図書に選ばれて、そのままファンになった方もおられるかもしれない。その『イッパイアッテナ』が、スクリーンに帰ってくる。

監督は、湯山邦彦、榊原幹典。脚本が加藤陽一と、豪華キャストになっている。そして、キャストも、ルドルフが、井上真央。鈴木亮平にイッパイアッテナと、今が旬の俳優が声を固める。
ルドルフのかわいらしくて、だけど芯が通ってる強さが出ているところもいい。だけど、ここはイッパイアッテナの声も一押ししたい。渋い!まさに正統派オヤブンの声は百獣の王!?NHKの『母と子のてれび絵本』で、毒蝮三太夫のユーモラスだけどどすが利いた声とは、一味も二味も違う。

今回は、セルアニメーションではなく、ピクサー映画のようなCGが使われているのにも注目。人形アニメのマンガらしさと、実写のリアリズムをいいとこどりをしたような映像は『ルドルフとイッパイアッテナ』世界にぴったりだ。


映画『ルドルフとイッパイアッテナ』公式サイト

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ポスト『カウボーイビバップ』か!?バンド・デシネ作品『ブラック・サッド』

1950年代に、映画界に颯爽と現れた新しい波「ヌーベルバーグ」。ジャン・リュック・ゴダール監督を代表とするそのうねり。今までとは一味も二味も違う映画を生み出してやろう、という若い監督たちの熱気は、「ヌーベルバーグ」=「新しい波」として、一大センセーションを巻き起こした。

そして、ひそかに漫画界でも「新しい波」が生まれようとしている。それが「バンド・デシネ」だ。

「バンド・デシネ」とは、おフランス、そしてベルギーなどを中心とした舶来もののマンガ。その緻密かつ、からっとした作風は、日本産ではとてもまねできない新鮮な感覚に満ち溢れている。
特に、バンド・デシネの大家、メビウスの作品群は、日本アニメの革命児、宮崎駿、大友克洋を始め、世界中のアーティストに影響を与えている。
また、児童文学で言えば『ドリトル先生』シリーズなみの児童マンガの定番。『タンタンの冒険』は、世界中で愛されている。

そして、2011年には、「世界のスピルバーク」によって映画化。日本人でも、『タンタンの冒険』は耳にしたことがあるのではないか?

というわけで、ここではまとめきれないくらい、漫画界に影響を与えているバンド・デシネ。
しかし、なにせ洋モノ。比較的わかりにくい作品も頻発する「バンド・デシネ」。その入門となるべく作品をご紹介。その名は『ブラック・サッド』。まさに大人のためのファンタジー。童話だ。

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ジャケットの色は変われども、変わらぬ相棒ワルサーP38

ルパン三世がTVシリーズで復活したのは記憶に新しいだろう。イタリアで先行放映し、その後の日本へ上陸。イタリアの風を受けたルパンをもなさんはどう評価されただろか。

このシリーズ通しての、新レギュラーとなったキャラもいる。その名は「レベッカ・ロッセリーニ」もちろん女性だ。これは、結構驚くべきことではないのだろうか。特にTVスペシャルなどでは、一回限りのヒロイン登場はルパン三世の恒例行事。
しかし、TV「シリーズ」なのだ。ルパンといえば、峰不二子。シリーズ登場時から、恋人とも、いつ裏切るかわからないスリリングなライバルともつかない性格。自由奔放な「女だったら一度はあこがれる」、しなやかで強い女性像を作り上げた峰不二子。そんな強烈な魅力を振りまく峰不二子と双璧をなすヒロインとは?

こんな意外なところからのアプローチでも、スタッフの気合の入りようはわかるはず。

ジャケットの色が一新されたが、その手にあるのはやっぱり永遠の相棒、ワルサーP38だ。今回は、このエピソードを見れば、もっとルパンが好きになる。P38が好きになる。ワルサーが印象的な使われ方をしたエピソードをご紹介しよう。

近年の記憶では、そのままズバリ、その名を関したTVスペシャル、『ワルサーP38』だろう。

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シティーハンター冴羽獠、そして愛銃 Colt Python 357

往年の名作アニメ、シティーハンターが復活するという。しかもTVアニメ版と同じ声優陣で。

『シティーハンター』そして、その続編『エンジェル・ハート』と、ついに連載開始から30年。それを記念して、徳間書店から『シティーハンター XYZ Edition』が刊行。2015年7月18日から月に二巻ペースで発行される本作は600ページという大ボリュームという話。

そして、作者の北条司氏へのロングインタビュー、全巻描きおろしイラストという、ファンなら垂涎なモノ。それだけにとどまらず、12巻全部を購入した方に、選択可能な特典がつく。その一つに、今回のオリジナルアニメ『僚のプロポーズ』のDVDが入っている。再び「もっこりー」のあの名セリフが、神谷氏の声で味わえるわけだ。

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サイコガン、そしてパイソン77マグナム – 左腕に銃を持つ男、コブラ

さて、左腕に銃を持つ男。コブラと言えば、語りたいことはいろいろあるけど、今回はこれについて語ろう。これ一丁であなたも「コブラ」

そう、究極のなり切りグッズ。サイコガンだ。

鋼鉄の筋肉をそのまま具現化したようなデザイン。一種の金属生物のような印象。そう、大蛇のごとき美しさとワイルドさを兼ね備えたデザイン。これぞサイコガン!コブラさえ時として名刺代わりに使う。

「宇宙広しといえども、そんなものつけているのは、あなたぐらいですものね。」

これがあれば、まぎれもなく奴さ!という、コブラのトレードマークのサイコガンだが、意外と作られていない。いや、サイコガンのミニレプリカ。キーホルダーや携帯ライト、はてはドライバーまであるのに、1/1スケールものは、意外と作られていない。

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